勉強してるのに成績が上がらない、成績不振、勉強が苦手。そんな感じで勉強に対して悩んでる中学生も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな 勉強苦手、成績不振の中学生向けに、 成績を上げる方法 について紹介してみたいと思います。
この勉強方法については、以下でも紹介してます。
今回は、少しシチュエーション別(中1,2生、高校受験生など)に、具体的な教材なども紹介してますので、参考にしてみてください。
なぜ成績があがらないのか
どうせ頭が悪いから勉強なんてできるようにならない。そう思っている中学生は多いでしょう。

しかし、ここでまず言いたいのは、中学生レベルの勉強内容においては、頭の良しあしはあまり関係ない、ということ。
中学生レベルの内容は誰でもわかる内容ですし、勉強すればできるようになります。ただ、勉強しないからわからないのです。
ようは、やるかやらないか、です。← ま、そこが難しいのではありますが(笑)
なぜやらないのか。それはやる気が起きないから。
では、なぜやる気が起きないのか。それは、面白くないから。
では、なぜ面白くないのか。それはよくわからないから。

やらない理由は、人によりその他いろいろあるかもしれませんが、やはり、わからないから面白くない、だからやる気が起きない、という場合が多いのではないでしょうか。
この、わからないから、やる気がおきない、勉強しない、という悪循環。
これを断ち切りたいのですが、まず、この、
「わからない」
ということ。
これ、成績の良い人でもよくあることです。そこをまず理解する必要があると思います。
わからない、ということはよくあるということ
なのです。

成績の悪い人は、そこでやめてしまいますが、成績の良い人はそこで止まりません。
成績の良い人はそこで止まらない。
ではどうするかというと、
- 分からないならわかるまで何らかの方法(参考書やインターネットなど)で調べて理解する
- わからないながらも先に進め、問題を解く中で、理解を深めていく。
人それぞれですが、① Or ② あるいはそのミックス、という形で進める場合が多いかなと思います。
成績不振の中学生、勉強苦手な中学生の場合、①は少しハードルが高いので、②で進めるといいかなと思います。ただ、この場合でも少しこつがあります。
ここで重要なことは、
比較的簡単な、基礎的な問題を繰り返し解く
ということです。
成績を上げる方法 基礎的な問題を繰り返し解くとは
まず教材について。ここではあまり欲をださず、まずは理解をし、勉強に対して前向きになる、ということを最優先するといいと思います。
そのために、教材は、できるだけ基礎的で、薄いものを選ぶといいです。1冊完成させることができれば充実感を感じ、次に進む意欲が生まれやすいです。
この、基礎的で薄い教材を、繰り返し解く
この繰り返しですが、最低3回は解く
ということが目標となります
ですので、1カ月以内で一通り進めることができるぐらいの薄さが良いです。3回繰り返す場合、1~3カ月程度かかりますが、その後は一通り基礎が身につき、自信が持てるようになれると思います。
成績を上げる方法 繰り返し学習法 やり方
繰り返し学習のやり方はこんな感じです。
まず1回、一通りやります。わからなくてもあまりこだわらず先に進めます。
繰り返しやるので、1回目の時点で理解が不十分でも、回を重ねるごとに理解できるようになります。
1回目は少々きついかもしれません。
しかし、2回目、3回目と進むうちに、理解が深まると同時に、解くスピードもアップします。

どうしてもわからない問題があれば、先生や親御さんに聞くなど、なんとかして理解しましょう。
この繰り返し学習する、繰り返し学習法については、以下で紹介してますので、興味のある方はチェックしてみてください。
成績を上げる方法 繰り返し解く教材の選び方
先にも述べましたが、できるだけ薄い教材が良いです。
そして、それぞれの皆さんのおかれたシチュエーションで、適切な教材を選ぶ必要があります。
勉強苦手あるいは成績不振な中1,2生の場合
例えば、勉強苦手あるいは成績不振な中1、2生の場合。
まずは、英語と数学の総復習をするといいと思います。理科、社会、国語はその後に何とでもなりますが、英語と数学は積み上げ教科で、1、2年の基礎が理解できてないと、3年でも苦しむことになります。
冬休み、春休みなどの機会を利用して、短期間で総復習できる薄くて基礎的な教材がおすすめです。
例えば、進研ゼミを受講している方は、冬休みなら、1月号の要点ドリル、春休みなら、3月号の中1,2総復習完成号、を活用すると良いです。この教材、薄いので繰り返し学習法に適しています。
我が子は、中1終わりに進研ゼミの中学講座に入会し、春休みに、3月号の中1総復習完成号を3周し、中3に向けての準備ができ、その後の成績アップにつながりました。
下記に進研ゼミの勉強方法を紹介してますので、興味のある方はチェックしてみてください。
成績アップ できた! 成績不振の中学生のための勉強法 を紹介 進研ゼミ 中学講座 を活用

また、市販の教材であれば、たとえば、以下の教材のような、基礎的で薄いものがおすすめです。
内容的には春休みにやると一番良いですが、冬休みにやるなら、2学期までに学校でやった部分のみやる、などとすると良いと思います。
これだと、1冊で8~10日分、になってます。1日分を1日ずつやると、3周するのに24~30日かかりますね。休みをやや超過しますかね(笑)
1周目はきついので、1日に1日分ずつやった方がいいと思いますが、2周目以降は、解くスピードも上がってるため、1日に1.5日分~2日分くらい進められると、日数を短縮できると思います。できれば、冬休みあるいは春休みで3周できるように、1日分を割り振ると良いです。
ただ、先にも言いましたが、1周目はきついので、あまり詰め込まない予定にした方がいいです。そして、あまり欲張らず、英語のみ、数学のみ、あるいは英数のみ、といった程度にしておいた方が良いです。あまり負荷が大きいと、やる気がそがれてしまいます。余った時間は趣味に使っていいと思います。

繰り返し学習法については、以下にも紹介してますので、興味のある方は参考にしてみてください。
成績不振 の 中学生 が 成績アップ する 勉強法 を紹介 繰り返し学習法
高校受験の場合
既に、高校受験生という場合。
この時点で、成績が3以下だったり、基礎が怪しい、全体的に苦手意識がある、といった場合は、短期間で完成できる、基礎を網羅した問題集も一つの選択肢になります。
先に紹介した短期間で完成シリーズの中学3年間分の総復習版です。
これらを、上記の繰り返し学習法のやり方で、3周させると、網羅的に基礎を復習できます。

その後、あるいは、すでに基礎は大体見についたけど、もう少し網羅的にパワーアップさせたい、という方。
進研ゼミを受講の場合
進研ゼミを受講している中学生は、合格への100問。これは非常におすすめです。解説も丁寧です。これを繰り返し解くと良いと思います。我が子も進研ゼミをやっていたので、こちらも併せて使用してました。
志望校の過去問の活用
ある程度、網羅的に基礎が身に付いたら、志望校の過去問を繰り返し解くのも良いと思います。この場合、時間を図って腕試し、というのは直近1年分くらいで十分です。むしろ、実力アップの教材として、繰り返し解くための問題集、として使うと良いと思います。
そういった意味で、例えば都立高校を志望している場合、以下の過去問は秀逸です。
高校入試 虎の巻シリーズ
高校受験対策 | 問題集なら虎の巻!|虎の巻 東京都版 (jukentaisaku.com)
通常、過去問というと、各年度毎に、実際の出題順に問題がならんでいますが、これは、分野ごとに編集してあるのです。過去問を、実力アップを図る問題集としてとらえることができ、大変良い問題集です。
これを繰り返し解くことで、実力アップを図りながら、志望校の出題傾向も知ることができます。
この実力アップを図るために過去問を利用する、ということ。
これ、意外と良いです。
過去問は、各高校の先生が受験生のためにじっくりと考えて作った良問が多いです。これを問題集として、繰り返し解くということは、実力アップを図る有効な手段です。この過程の中で、出題傾向がつかめると同時に、苦手な分野も見えてくるでしょう。苦手な分野がある場合は、薄い教材や問題集で振り返りましょう。
高校受験まで期間がある中学生
まだ高校受験まで期間がある中学生、つまり、中1や中2の場合、進研ゼミのスタンダードコースもおすすめです。
我が子は、これを中1終わりから始め、オール3だった成績が、中3終わりには、英数が5,それ以外が4、まで上昇しました。
その際の勉強法は以下にまとめてますので、興味のある方はチェックしてみてください。


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