入試直前の勉強法 勉強苦手な 成績不振の中学生向け

勉強方法

勉強苦手な、成績不振の中学生にとって、高校入試は怖いものかもしれません。 焦ってばかりで、なかなか集中できず、日々悶々と過ごしている人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな勉強苦手な、成績不振の中学生向けに、入試直前の勉強法 について紹介してみたいと思います。

現時点で、思うように成績があげられてないと思っている中学生も多いでしょう。入試が近づくと不安になり、何か起死回生できる方法はないかと、新しい教材を見つけては手を付ける、あるいは塾の直前講習に行きまくり時間とお金を消費し、結局は消化不良のままどんどん時間は過ぎ、焦りだけが募る、こんな人も多いのではないでしょうか。

そんな人向けの 入試直前の勉強法 について紹介したいと思います。

まずは、その漠然とした不安から生まれる「焦り」をなくしたいですね。あせりがあるとなかなか集中して取り組めませんから。

そんな焦りのある人におすすめの勉強は、

これまでやってきた教材の復習

です。

いまから新しい教材や講習に行っても、消化不良に終わるだけです。まずは腰を落ち着けて、これまでやった教材の復習をするのがおすすめです。

全体的な復習 入試直前の勉強法

これまで最も中心的にやってきた教材を繰り返しやることをお勧めします。やったことがある問題を繰り返しやることが意味あるのか、と思う人もいるかもしれませんが、意味あります(笑)。繰り返しやることで、習熟度が増し、解法がすぐ頭に浮かびやくなります。大体の問題は、基礎の内容の組み合わせです。一つ一つの基礎内容の習熟度が増すことで、その基礎の内容を組み合わせた応用問題の解法が浮かびやすくなります。

これまで学んできた知識、解法、思考方法を、繰り返し学習することで、確実に自分のものにする。

数学はもちろんですが、英語の問題も繰り返す意味があります。繰り返した問題に出てきた単語は自然と覚えるようになります。それだけでも価値があります。

例えば、進研ゼミを受講している人なら、

入試によく出る数学等の入試によく出るシリーズ

合格への100問

などがいいと思います。こういった、その科目の全分野を網羅的にあつかった教材をざっと繰り返すといいです。

そして、繰り返しやることで、2周目、3周目となると大体解けるようになりますから、気分も上がり、勉強に対して前向きに取り組めるようになります。日々充実感がまし、漠然とした不安もなくなってくると思います。

苦手分野の復習 入試直前の勉強法

苦手分野が明確な人は、その苦手分野の基礎的な教材で復習をするといいと思います。

その教材ですが、これまであなたが最も中心的にやってきた教材が良いです。

進研ゼミをやっている人なら、

入試によく出るシリーズの苦手分野の部分を繰り返し3周読む

毎月送られてくる教材中の苦手分野の部分を用意して3周する

合格への100問の該当部分を繰り返し、最低3周する

といった具合です。

3周する

を基本にするといいです。

理解が深まり、理解したその知識が使えるようになります。

全体的に苦手分野が多い場合 入試直前の勉強法

全体的に苦手分野が多い人、つまり、根本的に勉強が苦手な人ですね(笑)。これといってやってきた教材がない、どれも中途半端に手をつけて、どれをやったという感じでもない、みたいな状況なら、その科目の中学3年間分の内容を網羅した薄い教材を準備するといいかもしれません。

下記のようなものです。

コーチと入試対策 10日間完成 中学3年間の総仕上げ

15日で完成 ホントにわかる中3年間の総復習

中学3年分をたった7日間で総復習

下記サイトに紹介してありますので、参考にしてみてください。

ただ、実践で使えるようになるには、これも3周はする必要があります。入試日程から逆算して、3周するためには1日にどのくらいの分量をする必要があるのか、計画を立てる必要があります。たとえば、入試までに3週間しかないなら、1週間で1周するような計画をたてる、ということです。

現状でこのタイプの人は、勉強嫌いな人が多いでしょうが、あとちょっとの辛抱ですから、入試まで、頑張ってみましょう。

志望校の過去問を繰り返す 入試直前の勉強法

平行して、志望校の過去問もやる必要があります。これは最重要項目です。5年分くらいはしっかりやった方がいいです。この場合、必ずしも、時間を図って本番さながらにやる、という必要はありません。それは最新の1年分で十分です。それ以外の4年分は、一問一問じっくり取り組みましょう。わからなければ解答をしっかり読みましょう。わからない場合は、先生や親御さんなど、わかりそうな人に聞きまくりましょう。恥ずかしがっている場合ではありません。最後の頑張りだと思って取り組みましょう。とにかく、実力を養成する問題集だと思ってやりつくすことです。

第一志望の高校の過去問は、できれば5年分を3周したいところですが、なかなかここまで余裕がないかもしれません。その場合は2周でもいいです。最悪は1周(笑)。とにかく、残りの時間でできることを最大限やる。その際、入試日から逆算して、1日にすることを決め、実行していきましょう。

第2志望以下の高校は、あまりやる時間はないと思いますが、1年分くらいは見ておいた方がいいです。逆に言うと、そのくらいしか時間はないかもしれません。

先の、

成績を上げる方法 成績不振の中学生向け

でも紹介してますが、

高校受験対策 | 問題集なら虎の巻!|虎の巻 東京都版 (jukentaisaku.com)

は秀逸です。過去問を、年度別ではなく、分野別に編集しなおしたものです。実力養成用の問題集として取り組むことができます。上記は都立高校用ですが、全国の県立高校用のも一部取扱があるようなので、参考にしてみてください。

まとめ

・これまで中心的にやってきた教材を繰り返す

・苦手分野の要点を抜粋して繰り返し読み、これまで中心的に手を付けてきた教材の問題を繰り返す(3周が目安)

・全体的に苦手なら、高校3年分を網羅した薄い教材を3周する

・過去問5年分を繰り返す(できれば3周)

です。

繰り返す

というところが重要です。

何かを身につけるには繰り返すことが必要です。これまで手を付けて、一番やってきた教材を、繰り返し、習熟度を高める。これにより、漠然とした不安や焦りはだいぶ収まるのではないでしょうか。

最後まであきらめず、おちついて、勉強に取り組みましょう。

繰り返し勉強法については下記でも紹介してますので、関心のある方はチェックしてみてください。

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