今回は、中学生の個別塾の体験談 を紹介します。勉強苦手あるいは勉強嫌い、あるいは 成績不振 の 中学生 が 成績 を上げたい、と考えたとき、打つ手としては、塾 か 通信教育 か という選択肢が浮かびますよね。今回は、我が子の塾の体験談、それも、中学生の個別塾の体験談 をご紹介します。
前回、下の子が1年終わりから通信教育(進研ゼミ)を始め、繰り返し勉強法により進め、1年終わりにはオール3だった成績が、3年1学期終わりにはオール4まで成績アップした話をしました。
前回までの、塾か通信教育か問題に関する、我が家の体験談は以下に掲載していますので、興味ある方はチェックしてみてください。
今回は、中学生の塾の体験談 ということで、我が子(下の子)のケースを紹介します。
中学生の個別塾の体験談 我が子のケース
個別塾に通うまでの経緯 我が子のケース
我が子(下の子)の場合、3年の1学期末まで、通信教育(進研ゼミ)のみで進め、うまい具合に成績アップしてましたので、私はこのままでいいかなと思っていた。
ところが、夏休み前に、子供の方は塾に行きたがりようになりました。子供の周りの友達はほとんどが塾に通っており、何か自分だけ取り残されて様な気分になったんだと思います。
我が家は共働きということもあり、基本的には日中は家には誰もいません(大学生の上の子がいる場合もありますが)。もともとそれほど勉強が好きではなかったこともあり、なかなか一人で学習計画をたて実行するのは難しいという側面もありますので、今までの勉強方法をあまり崩さすに通えるところはないか、子供と探しました。
すると、近くに、ベネッセが運営する、進研ゼミ個別指導教室、というものがあるのを発見しました。「進研ゼミ個別指導教室」はいわゆる「個別塾」ですが、教材は進研ゼミの教材が中心、というものです。
これなら、これまで慣れ親しみ、使用してきた進研ゼミ中学講座の教材で勉強することができます。ということで、こちらに通うこととなりました。
多分、自分で何とかしたい、親から少し離れたい(笑)、という気持ちもあったのかな、と思います。お金はかかりますが(笑)、我が子の考えを尊重することとしました。

個別塾での内容
3年の夏休みから個別塾に通うこととなった我が子。
この個別塾では、教材は通信教育の進研ゼミの毎月送られてくる教材を使っていましたので、今までの通信教育での勉強の延長線上にあります。個別塾に通うことで、私の手から離れた、という感じですね。
自宅で通信教育をやっていたときは、私が横で仕事をしながら、わからないところを指導したり一緒に考える、という形をとっていました。これが、個別塾に通うことで、個別塾の先生が指導する、という風に変わった、というわけです。
ただし、個別塾では、基本的には、私の提唱する同じ教材を繰り返す「繰り返し学習法」ではなく、その塾のやり方でやることになります。この個別塾の場合、同じ教材繰り返す代わりに、類似問題が載っているテキストをプラスアルファの教材として購入し、勉強する、というスタイルでした。ただし、重要なテキストや入試の過去問などは何周かさせる指導をしてたようです。そこは私の考え方と似ていたので良かったと思ってます。
私は教材を絞って徹底的にそれをやるという考え方でしたので、この個別塾でプラスアルファの教材をやるというのが不安でしたが、我が子は、これまでの繰り返し勉強法により、それまでの基礎が身についていたようで、比較的すんなり入れたようです。ただやはり、途中、理解が浅いまま進んでしまっているところもありました。そういうところは、毎月送られてくる進研ゼミの教材の該当箇所に戻り、私が教えたりしていました。
この個別教室では、先生はほとんどが現役大学生でした。我が子を担当してくれたメインの先生のことを我が子は気に入って、塾に楽しんで行っていたようでしたので、そこも非常に良かったです。大学生の生の情報を得られるというところもよかったです。また、教材も進研ゼミの教材ということで安心感もありました。

ただ、一般的にいって、塾はテキストをたくさん買わせたがる傾向があるな、というところはやはりあります。この個別教室はまだ良心的ではありましたが、上の子が通っていた集団塾の時はそれが顕著でした。季節講習、特別講習、特別演習、正月特訓、直前講習・・・等と名乗って、その都度新しい教材を買わせ、何かとコマ数を増やしてきます。そのたびにお金が発生するのです。
一部を除き、大抵のお子さんは、成績が上がらず切羽詰まっていますから、親御さんも塾が提案してくる特別授業を言われるがままに申し込んでしまう、というパターンが多いのではないでしょうか。

我が子の場合も例外に漏れず、上の子は年間で百万円くらいかかってしまいました。今回ご紹介している個別塾に通った下の子場合、年間で60万円くらいかかりました。個別塾は、お子さんに合わせてくれるので、集団塾よりは個人にあったペースで進められるというメリットはあります。ただし、個別塾は一人の先生に対して生徒が少人数(ここの個別塾はMAX5人)対応ですので、単価が高いです。塾の言いなりになってコマ数を一杯取ってしまうと、莫大な金額になってしまいますので注意が必要です。また、担当の先生の力量次第で成果はかわってきます。我が子の場合、子供いわく、担当の先生の対応は良かったようです。
個別塾の成果
個別塾に通う前の成績は、3年1学期末でオール4でした。個別塾に通った後の2学期末では、オール4ベースに数学が5、3年の学年末では、数学に加え、英語が5となりました。

一応、個別塾の成果があった、ということになるかと思います。4から5に上げるのは結構難しい。ただ、1学期末の時点で、英語と数学は、テストの点数からいえば5に近い4でしたので、このようになる可能性はあるかな、と思っていました。個別教室に通う前の1学期末の時点で、このまま通信教育だけで進めていけば、数学と英語は5が狙えるかな、と思っていました。
いずれにしても、1学期末の時点で、それまでの学習範囲においては基礎ができていた、ということが大きかったかと思います。もし、1年の終わりの頃の、オール3の状態でこの個別塾に通った場合にどうなっていたか、と考えると、そこまで上げるのは難しかったのではと思います。なぜなら、3年2学期に新しく習った範囲の内容であやふやなところがありましたから・・・。成績が悪い子は、基礎の徹底が必要なのです。
ただ、この個別塾も、繰り返し学習することの重要性は念頭にあったようで、重要なテキストや、入試の過去問は、3~5周するように、という指導があったようなので、非常に良かったと思ってます。
やはり、勉強に少し苦手意識がある、あるいは成績不振の中学生は、基礎を繰り返し学習することで基礎を徹底的に抑えることで、状況を変えることができると思いました。
中学生の個別塾の体験談 その後の我が子の高校受験と進学先
我が子(下の子)は、もともとあまり良くなかった成績からそれなりな成績まで上がった、ということで、成績自体のレベルは別にして、高校受験時において、精神的には上の子の時より比較的楽だったように思います。
この子は、高校でやりたい部活(ちょっと特殊)があり、その部活が盛んな高校に行きたい、ということで、自宅からかなり遠い私立高校に推薦で入ることになりました。偏差値的には中堅、といったところです。成績も上り調子でしたので、最終的には余裕のある状況で合格できました。
今では部活や勉強に頑張って取り組んでおり、通学に時間がかかるため朝早く出てますが、元気に通っています。成績的には少し余裕のある高校でしたので、その高校ではトップクラスの成績がとれてます。そのことで、更にモチベーションが出ているようで、中学生1年生の頃とは別人のように、勉強含めていろんなことに前向きに取り組んでるようです。

まだこれから何があるかわかりませんが、勉強の方法、つまり、「教材を決め、それを繰り返し学習する」、という方法を理解し、その方法で頑張ってますので、いろんなことを乗り越えてくれるのではないかなと思いながら見守っています。
繰り返し学習法については以下で紹介していますので、興味のある方はチェックしてみてください。
また、この繰り返し学習法で、進研ゼミの教材で成績アップした我が子の勉強法については以下に紹介してますので、興味のある方はチェックしてみてください。






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